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2022年11月29日火曜日

147:呪われた家系、ケネディ、オナシス、ブルボン、ロマノフ、ティッセン他

 歴史を通じて、個人にのみならず、何世代にもわたって親から子へと受け継がれた不幸がその構成員に降りかかることから、「呪われている」とみなされる家族が存在している。家系の呪いに関して、最も記録の多い事例の一つであるケネディ家やオナシス家、グリマルディ家、ハプスブルク家、あるいはオーストリア・ハンガリー帝国の統治者達といった著名な家族が、歳月を通じて、事故や病気、早死に、もしくはあらゆる種類の不幸や苦しみに見舞われてきた。ブルボン家やロマノフ家、ロスチャイルド一族、ペルシャのシャーも、同様に知られている。

他にもティッセン家やサボイア家、そして特に傑出しているのが、イギリスのヴィクトリア女王のケースである。彼女はヨーロッパの様々な王室に血友病の遺産を残し、男子の子孫の大半に早死にや苦しみをもたらした。その全ては、背後に何らかの原因があるはずだと私達に考えさせる。なぜこのことは起こり、またいかにして不幸や不運が代々伝わり、呪われた家族と言われるようになるのか。

銀行であれ、政界、製薬業、自動車メーカー、ファッション、映画、さらにはアルコール販売の何であれ、地球で最も強大な家系の系譜が富を築き、時に壊滅的な形で不幸に陥った。